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暴走族の授業(暴走族に入ると・・・)


TOSS  HIT  山下正範

暴走族の恐ろしさを伝える授業。暴走族に入ると取り返しがつかないことになる。その子の人生がめちゃくちゃになってしまう。暴走族に加入するのは、13歳から15歳くらいの少年が中心である。小学校高学年の間に、暴走族の恐ろしさを授業で伝え、安易な加入を食い止めたい。(TOSS広島ML推薦)

2003年1月5日、「TOSS広島冬季セミナー」で行った7分間の模擬授業です。   
講師の先生のコメント
もページ下に載せさせていただいています。 
  
1.授業案

特攻隊の服をスクリーンにうつす

 どんな人が着る服ですか

 暴走族。

 こうした暴走族の服を特攻服といいます。

暴走族について知っている人を挙手で確認する。

 暴走族はどんなことをしますか。

 画面の写真を参考にしてノートに短く書かせる。

・ 暴走する
・ 無免許運転をする。
・ バイクや車を改造する
・ 集会を開く
・ ひったくり、バイクを盗む、車上あらしをする。
・ パトカーに物を投げる

 1999年には、えびす講で警官と衝突する大事件が広島で起こりました。 

 こんなことをする暴走族についてどう思いますか。

 みな、良くない、迷惑だと思っているはずである。

 みんな良くないと思っているのに、なぜ彼らは暴走族に入ったのでしょうか。

数人にたずねる。

 入った理由は大きく分けて3つあります。
・ 先輩や友達に誘われた
・ かっこいいと思った、目立ちたかった
・ さみしかった、居場所が欲しかった

入るのはとても簡単です。では、暴走族に入ってどうだったでしょうか。
楽しいことが多かったと思う人は○、嫌なことの方が多かったと思う人は×をノートに書きなさい。

○ ×を挙手確認にする。

暴走族に入っていた少年(たち)が、警察に捕まったあとで書いた作文を読みます。

・最初は特攻服着て集会に出て楽しかった。でも、暴力団組員から「明日まで一万集めろ」とか「暴走に出ろ」とか、何でぼくらがぜんぶせにゃーいけんのんとか日々思った。家にも帰れん。お金はかかる。友達は少なくなる。もういやじゃと思うて暴走族を辞めたいと思いました(16歳少年)。
・良い先輩など一人もいませんでした。「何かパクッてこい」とか「金集めしてこい」とか、本当にたいぎかったけど、断ることもできないし、結局悪いことするしかなくなる(17歳少年)。                             

嫌なことが多かったのです。では、それならば、辞めたらよいと思う人(挙手させる)。
では、簡単にやめることができたのでしょうか。

作文を読む。(画面には、暴走族の写真をリピートで提示しておく)

暴走族を脱退することは、はっきり言って難しいです。一番の理由は、脱退する時のけじめと呼ばれている集団リンチを受けることと、先輩ヤクザが怖いからです。警察の力をかりて辞めても、警察の目の届かないところで殴ら  れるかもしれないし、もっとひどいことをされるかもしれません。そういうことを考えると、なかなか脱退する事はできません(17歳少年)。

面倒見のことを扱った新聞記事を見せる。

画面を見なさい。最近、中国新聞に「面倒見」と呼ばれる人が逮捕された記事がよくでていました。金集め、暴走、集会の命令を面倒見というこわい人がしているのです。さらに暴力団ともつながりがあるのです。
暴走族に入ると、たとえ悪いことをしたくなくても、しなければならないようになるのです。

入るのはとても簡単です。しかし一度入ったが最後、簡単に抜けることはできないのです。暴走族についてどう思いますか。

入ると危険。

では、暴走族に入ってしまった少年たちの家族は、どんな思いでいるのでしょうか。

数人に意見を聞く。

ある母親は、暴走族に入った息子が「ただいま」と帰ってくることを願い、毎晩居間の電気をつけたまま浅い眠りを取っているそうです。
しかし、中には取り返しのつかないことになった暴走族の少年もいます。その少年のことがビデオになっているので、一部を見せます。

 警察から逃走中にバイクで川に転落死した少年の母親のコメントを流す。(セミナーでは映像を約1分40秒流した。 HPでは容量の都合でカット。)

 暴走族についてどう思いますか。授業の感想を書きなさい。

    
 引用文献:「RE:暴走族に入っている君達へ」 発行 広島県防犯連合会
 写真と文献掲載の許可をいただいています。
      

2.講師の先生のコメント

暴走族が悪いことは、なんとなく子どももわかっている。マイナス面だけでなく、対比として、楽しそうな面も提示して揺さぶるのはどうか、と言われた。
最初は、「ブンブンブブブン」とバイクに乗っている場面などを教師が演じてみて、「楽しいぞ、入らないか」と投げかけてみる。
最初は軽い気持ちで「いやだ〜」とか「おう!」と子どもたちは答える。しかし、作文を読んだり、ビデオ映像を見たりする中で、次第に暴走族の悲惨さに気づき、真剣に問題を受け止めていく、という展開にしてはどうか、とコメントしていただいた。
また、最後に、「何かあっても、先生が君らを守ってあげる」と強く担任のメッセージを表現してみるのも良いのではないかとコメントをいただいた。


※授業してみたいと思われた方はメールをください。

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